2019年10月19日
PENNスラマー760、分解
頑(゚∀゚)強!!!
先日、PE#6タックル用として入手した
PENN スラマー760ですが、
近々出番が有りそうという事で、ラインを巻く前に一度バラしてみました。
とは言っても、
非常にシンプルな構造のリールなので、これと言って分解過程で特記する事は無し(´・ω・`)
…一点気をつける事と言えば、逆転機構が無いタイプなのでハウジングを開けた状態でローターを回転させると、変な噛み方をしてギアを痛める可能性があるのでスプールが一番下がった状態でハウジングを開けてやる事ぐらいです(懐かしいw)
つまりはこの状態(´・ω・`)
で、注目して頂きたいのが赤丸部分、スラマー560まではクロスワインドブロックとスプールシャフトが直接ネジ1本で固定されていたところが、4世代目までのスピンフィッシャーと同じ方式に改良されているのです(*゚∀゚)=3
スラマー560の方式だとスプールに加わった捻りトルクを小さなネジ1本で受け止める事になり不安が残る構造だったんですが何より、非常に緩み易かったんです(´Д`|||)
そりゃ~小さな座面の片側に対して断続的に力が加わるわけで緩まないほうがオカシイ(´Д`|||)
その点この方式であればシャフトに加わったトルクはプレートを介して垂直に伝わるのでまず安心、4500SS等でこれまで使用後にこの部分のネジが緩んでいたという経験は有りません。
というか260~560がどうしてこの部分をネジ1本で固定する設計にしたのかが謎だったりします…
まさかハウジングのデザインだったりしてw
で、
この辺りも560までのサイズと構造が大きく異なる部分です(´・ω・`)
樹脂製のリテーナでピニオンベアリングとワンウェイをハウジングに取り付けていた所を、SSVやバトルの様に金属製のハウジング自体で受ける構造に変更されています。
コチラの方が剛性が高そうですよね(*´Д`)
さらに新たにローターブレーキが装備されています(半透明の樹脂パーツ)。
真上から下にベイルを起こした場合、45°回転でブレーキが利き始め270°回転でベイルリターンが作動します。なのでキャストした際にローターがフェザリングの邪魔になる事も無く、まず不意のベイル戻りも発生しないかと。760でキャストするであろうルアーのウェイトを考えるに、有って損は無い装備ですよね。ローターブレーキが不要であればパーツを1個外すだけでキャンセル可能です。
ただ、このピニオンベアリングの受けには微妙な点が有りましてw
下側のベアリングはハウジングの円形部でシッカリ支持されているんですが、上側のベアリングは画像の通りワンウェイクラッチの外周が嵌る波型部?で受けてあるんです…見た目不安な訳ですが案の定、微細なガタがあります(´Д`|||)
ですが、特に気にする必要は無いかと(´・ω・`)
何故ならスプールシャフトの後端が長~い金属製のハウジングの一番後ろに設置されたブッシュで受けてあるんですよね。つまりは第四世代までのスピンフィッシャーで長年採用されてきた安心安全の方式ですw ま~前側のベアリングは予備というか保険というか…
逆に言えば3点の何処かに遊びが無いと、組めなくなる可能性が有るのでこれで大丈夫だと思われます。
なにより、
あの糸の巻ける鈍器9500SS、950SSMが前側のベアリング無しで同じ様な構造なので大丈夫でしょうw
950サイズのスピンフィッシャーで思い出しましたが、
このリール、ローターナットがインチサイズです…たぶん9/16インチ。
2008年発売のリールにインチサイズのナットをぶち込んでくる…
流石PENN社ッ、そこにシビれる!あこがれるゥ(*゚∀゚)=3
実はコレ正に9500SSのパーツなんですよね(´・ω・`)38-9500
他にも、
ドラグワッシャーが6-950Mだったり、
ベイルスプリングが32-750Mだったり、
ラインローラーが35-950M、132-950M、35A-950M×2だったりします。
さらにはハンドルが15N-750Mだったり、上で書いたクロスワインドブロックとスプールシャフトを接合しているプレートが43A-750だったり…
パーツ共用自体はPENN社あるあるで特に珍しい事ではないんですが、260~560までのスラマーは細かなネジ等を除いてほぼ新造の専用パーツで構成されているんですよね~ ところが5年遅れて(購入記事で2年遅れと書いたんですがどうにもスラマー260~560のデビューは2003年のようです)追加された760ではスピンフィッシャーSSmとの共用部品が多く採用されている訳です…何故か?
以下は完全に単箱の妄想なので聞き流していただけると有り難いんですが…
2003年、当時普及しだしていたブレイドライン(つまりはPE)に対応するスピニングリールとしてスラマー260~560はPENNから発売されました。金属製の頑丈なハウジング&ローター、平行巻きを可能とした新オシレーション、ベアリング入りのラインローラー等々で“BraidReady”を謳った訳です。この時のスピンフィッシャーはまだ4桁SS時代でPEを扱うには多少問題が有りました。ですが440~550サイズがSSgに、650~950サイズがSSmに進化しスラマーと同様のオシレーション、ラインローラーへのベアリング追加等々で取りあえずはPEを扱えるリールとなりました。ですがSSg、SSmには4桁SSまでのスプールを共用するという(一部サイズを除く)足かせが有った…なので、よりPEでのキャスティングに対応し、560サイズまでのスラマーを改良した大型スピニングリールを、2008年時点で既に発売されていたSSmのパーツを流用して設計されたのがこのスラマー760なんじゃないかな~?
と思ってみたりします(´・ω・`)
ま、1ユーザーの妄想ですけどね~(*´Д`)
ただ760のラインキャパが750と850の中間な事、情報として目にしただけですが850サイズ以上のスピンフィッシャーはその大径スプール故にキャスト時ラインの放出径が大きく、ガイドセッティングを選ぶらしいという事もこの妄想に拍車をかけたり…
まあとり合えず今回バラしてみた結果、頑強ながら
過渡期の怪しいリールということが判ったので良しとします良いのか?
手堅いつくりなのは間違いないかと(´・ω・`)
しかしアレですね、ココまで560サイズまでと構造が異なり細部が改良されていると、実は
コレがスラマーⅡだったんじゃないかと思えてきます(笑)
760ワンサイズ展開w
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PENN社のリールは楽しいぞ(*´Д`)
おまけ
760と560のサイズ感は画像の通りふた回りぐらい違います。
スラマー560のデザインは大好きなんですけどね…
真面目に緩み止めを使ってPE#2でまた使ってみようかな(´・ω・`)?
スペアスプールも有る事ですし…
先日、PE#6タックル用として入手した
PENN スラマー760ですが、
近々出番が有りそうという事で、ラインを巻く前に一度バラしてみました。
とは言っても、
非常にシンプルな構造のリールなので、これと言って分解過程で特記する事は無し(´・ω・`)
…一点気をつける事と言えば、逆転機構が無いタイプなのでハウジングを開けた状態でローターを回転させると、変な噛み方をしてギアを痛める可能性があるのでスプールが一番下がった状態でハウジングを開けてやる事ぐらいです(懐かしいw)
つまりはこの状態(´・ω・`)
で、注目して頂きたいのが赤丸部分、スラマー560まではクロスワインドブロックとスプールシャフトが直接ネジ1本で固定されていたところが、4世代目までのスピンフィッシャーと同じ方式に改良されているのです(*゚∀゚)=3
スラマー560の方式だとスプールに加わった捻りトルクを小さなネジ1本で受け止める事になり不安が残る構造だったんですが何より、非常に緩み易かったんです(´Д`|||)
そりゃ~小さな座面の片側に対して断続的に力が加わるわけで緩まないほうがオカシイ(´Д`|||)
その点この方式であればシャフトに加わったトルクはプレートを介して垂直に伝わるのでまず安心、4500SS等でこれまで使用後にこの部分のネジが緩んでいたという経験は有りません。
というか260~560がどうしてこの部分をネジ1本で固定する設計にしたのかが謎だったりします…
で、
この辺りも560までのサイズと構造が大きく異なる部分です(´・ω・`)
樹脂製のリテーナでピニオンベアリングとワンウェイをハウジングに取り付けていた所を、SSVやバトルの様に金属製のハウジング自体で受ける構造に変更されています。
コチラの方が剛性が高そうですよね(*´Д`)
さらに新たにローターブレーキが装備されています(半透明の樹脂パーツ)。
真上から下にベイルを起こした場合、45°回転でブレーキが利き始め270°回転でベイルリターンが作動します。なのでキャストした際にローターがフェザリングの邪魔になる事も無く、まず不意のベイル戻りも発生しないかと。760でキャストするであろうルアーのウェイトを考えるに、有って損は無い装備ですよね。ローターブレーキが不要であればパーツを1個外すだけでキャンセル可能です。
ただ、このピニオンベアリングの受けには微妙な点が有りましてw
下側のベアリングはハウジングの円形部でシッカリ支持されているんですが、上側のベアリングは画像の通りワンウェイクラッチの外周が嵌る波型部?で受けてあるんです…見た目不安な訳ですが案の定、微細なガタがあります(´Д`|||)
ですが、特に気にする必要は無いかと(´・ω・`)
何故ならスプールシャフトの後端が長~い金属製のハウジングの一番後ろに設置されたブッシュで受けてあるんですよね。つまりは第四世代までのスピンフィッシャーで長年採用されてきた安心安全の方式ですw ま~前側のベアリングは予備というか保険というか…
逆に言えば3点の何処かに遊びが無いと、組めなくなる可能性が有るのでこれで大丈夫だと思われます。
なにより、
あの糸の巻ける鈍器9500SS、950SSMが前側のベアリング無しで同じ様な構造なので大丈夫でしょうw
950サイズのスピンフィッシャーで思い出しましたが、
このリール、ローターナットがインチサイズです…たぶん9/16インチ。
2008年発売のリールにインチサイズのナットをぶち込んでくる…
実はコレ正に9500SSのパーツなんですよね(´・ω・`)38-9500
他にも、
ドラグワッシャーが6-950Mだったり、
ベイルスプリングが32-750Mだったり、
ラインローラーが35-950M、132-950M、35A-950M×2だったりします。
さらにはハンドルが15N-750Mだったり、上で書いたクロスワインドブロックとスプールシャフトを接合しているプレートが43A-750だったり…
パーツ共用自体はPENN社あるあるで特に珍しい事ではないんですが、260~560までのスラマーは細かなネジ等を除いてほぼ新造の専用パーツで構成されているんですよね~ ところが5年遅れて(購入記事で2年遅れと書いたんですがどうにもスラマー260~560のデビューは2003年のようです)追加された760ではスピンフィッシャーSSmとの共用部品が多く採用されている訳です…何故か?
以下は完全に単箱の妄想なので聞き流していただけると有り難いんですが…
2003年、当時普及しだしていたブレイドライン(つまりはPE)に対応するスピニングリールとしてスラマー260~560はPENNから発売されました。金属製の頑丈なハウジング&ローター、平行巻きを可能とした新オシレーション、ベアリング入りのラインローラー等々で“BraidReady”を謳った訳です。この時のスピンフィッシャーはまだ4桁SS時代でPEを扱うには多少問題が有りました。ですが440~550サイズがSSgに、650~950サイズがSSmに進化しスラマーと同様のオシレーション、ラインローラーへのベアリング追加等々で取りあえずはPEを扱えるリールとなりました。ですがSSg、SSmには4桁SSまでのスプールを共用するという(一部サイズを除く)足かせが有った…なので、よりPEでのキャスティングに対応し、560サイズまでのスラマーを改良した大型スピニングリールを、2008年時点で既に発売されていたSSmのパーツを流用して設計されたのがこのスラマー760なんじゃないかな~?
と思ってみたりします(´・ω・`)
ま、1ユーザーの妄想ですけどね~(*´Д`)
ただ760のラインキャパが750と850の中間な事、情報として目にしただけですが850サイズ以上のスピンフィッシャーはその大径スプール故にキャスト時ラインの放出径が大きく、ガイドセッティングを選ぶらしいという事もこの妄想に拍車をかけたり…
まあとり合えず今回バラしてみた結果、頑強ながら
過渡期の怪しいリールということが判ったので良しとします
手堅いつくりなのは間違いないかと(´・ω・`)
しかしアレですね、ココまで560サイズまでと構造が異なり細部が改良されていると、実は
コレがスラマーⅡだったんじゃないかと思えてきます(笑)
760ワンサイズ展開w
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PENN社のリールは楽しいぞ(*´Д`)
おまけ
760と560のサイズ感は画像の通りふた回りぐらい違います。
スラマー560のデザインは大好きなんですけどね…
真面目に緩み止めを使ってPE#2でまた使ってみようかな(´・ω・`)?
スペアスプールも有る事ですし…
Posted by 単箱 at 17:53│Comments(0)
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